株式会社小浜酒造(福井県)
代表銘柄：わかさ

御食国若狭おばまから地酒の灯を絶やさない

若狭と清酒わかさ

福井県南西にある若狭地方。小浜市はその昔、京に都があったころ朝廷へ海産物を献上し、「御食国（みけつくに）」と呼ばれた「食」の文化が深い地域です。新鮮な魚介は「若狭もの」という呼称のもと、京の都の食卓を支えました。海産物をいかに美味しいまま運ぶかが考えられ、磨かれた食の技術は焼き鯖、鯖寿司、小鯛のささ漬けといった、酒にぴったりの加工品に活かされています。ぜひわかさは若狭の食材と合わせてどうぞ。

継いだモノと繋げる想い

「わかさ」は元々前身であるわかさ富士が造っていたお酒です。祭りや祝い事、また晩酌のお酒として永く愛されていました。わかさ富士が閉業することになり、御食国から地酒が無くなるのはもったいないと、2016年に事業継承を行い、小浜酒造がブランドを引き継ぐことになりました。酒蔵を山あいの地区に移し、５０年近く酒造りを休止していた土蔵を改築。新しい杜氏を迎え、蔵人一丸となり酒造りが一からスタートしました。